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ネキシウムとノイエルの血中濃度が下がらない場合

胃潰瘍・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎の治療薬として有名なネキシウムは、副作用が少ないことでも知られています。
薬の成分が速やかに代謝され、体外へ排出されることが理由のひとつです。
血中濃度がすぐに下がるので、体に悪影響を及ぼしにくくなっています。
にもかかわらず、ネキシウムは基本的に1日1回の服用で効果があります。
それはネキシウムがプロトンポンプを阻害する働きによります。

プロトンポンプとは数種類の酵素の作用により、胃粘膜が胃酸を分泌する仕組みを言います。
ネキシウムはこの酵素の働きを妨げ、胃酸の分泌を抑えます。
胃酸の分泌量が減ることで、傷ついた胃壁の修復が早まります。
プロトンポンプは一度阻害されると、元に戻るまでには1日以上かかります。
そのためネキシウムの血中濃度が下がっても、胃酸を抑える効果は長く続きます。

ただし肝機能に障害がある方は、血中濃度が下がらない場合があります。
また高齢者も服用には注意が必要です。
もし体に変調があれば、早めに医師に相談しましょう。

慢性の胃炎や胃潰瘍には、ノイエルが処方されることもあります。
ノイエルは胃粘膜を強化する薬で、やはり副作用がほとんどないと言われています。
ノイエルには血液中のプロスタグランジンを増やす作用があります。
プロスタグランジンは痛みや炎症を起こす物質のひとつですが、一方で胃の血行を促進し細胞を修復する効果も持っています。
痛み止めの薬にはプロスタグランジンを抑える成分が配合されており、そのせいで胃を荒らすことがあります。
このような場合にもノイエルが有効です。

ノイエルは毎食後と就寝前に服用するのが基本です。
強い薬ではないので、長期間飲み続ける必要があります。